227 ヤマボウシ
〈ヤマボウシ 1978.06.27〉
その年は6月半ばから一月休んだ。聞こえはいいが職務につくことを停められたのだ。
労働組合が休業補償をしているからと私用の遠出は控えて、専ら名古屋営林局管内に働く青年や婦人を訪ね、彼らの話を聞いてきた。
自分の勤務先へは出られない日々を励ますかのように作業班から連絡がきて、梅雨晴れの町なかを大ぶりの枝、ゆっさゆっさと担いで帰り、一昼夜かけて描いたのがこの一枚。
山あいの静かな時間が、ここにはある。
その年は6月半ばから一月休んだ。聞こえはいいが職務につくことを停められたのだ。
労働組合が休業補償をしているからと私用の遠出は控えて、専ら名古屋営林局管内に働く青年や婦人を訪ね、彼らの話を聞いてきた。
自分の勤務先へは出られない日々を励ますかのように作業班から連絡がきて、梅雨晴れの町なかを大ぶりの枝、ゆっさゆっさと担いで帰り、一昼夜かけて描いたのがこの一枚。
山あいの静かな時間が、ここにはある。
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